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吉野家の角煮は15時から、しかも全店ではありません

吉野家の角煮は15時から、しかも全店ではありません
Photo by Amanda Lim on Unsplash
この記事の要点
  • 販売は15時から翌4時までです。昼に行っても食べられません。2026年9月18日(金)15時から、販売期間を設けないレギュラーメニューになりました。
  • 🔴 全店ではありません。公式の店舗検索に「厚切り豚角煮定食 販売店舗」という絞り込みがあり、それ自体が全店では扱っていないことの証拠です。販売時間も「一部店舗では異なります」と書かれています。
  • ご飯の増量・おかわりは無料ですが、これも実施店舗のリストが別にあります。同じ範囲で検索すると販売店舗105件に対しおかわり無料は104件で、2つのリストはぴたりとは一致しません。
  • 価格は厚切り豚角煮定食が店内1,207円・テイクアウト1,185円。同時に「厚切り豚角煮牛小鉢定食」も出て、こちらは店内1,429円・テイクアウト1,403円です。
  • 🔑 初登場は2025年7月31日で、そのときは店内1,097円でした。税率の差を除いた本体価格で997円→1,097円、ちょうど10.0%上がっています。
  • 前回は在庫切れで終わっています。2026年1月6日に全国発売し、16日に「販売予定数量に達したため、完売」と告知。21日の再販は27県のみで、東京・大阪・愛知は対象外でした。

吉野家の「厚切り豚角煮定食」が、2026年9月18日(金)15時から販売期間を設けないレギュラーメニューになりました。前回は1月6日に全国発売して、16日には完売が告知されていました。販売期間が設定されないのは、そこからの大きな変更です。

ただし条件が2つあります。売っているのは15時から翌4時までで、全店ではありません。昼に思い立って行くと空振りします。

吉野家の厚切り豚角煮は何時から食べられますか?

15時からです。販売時間は15時から翌4時までの「夜限定メニュー」で、公式ページには「15時~翌4時(一部店舗では異なります)」と書かれています。

つまり昼の時間帯は対象外です。24時間営業の店なら深夜4時まで注文できますが、そもそも店の営業時間が短ければそのぶん短くなります。

どの店でも食べられますか?

いいえ。公式メニューページには「販売店舗はこちら」と書かれ、店舗検索へのリンクが張られています。

これは書き方の問題ではありません。吉野家の公式店舗検索には「厚切り豚角煮定食 販売店舗」という絞り込み条件が実際に用意されています。絞り込みが存在すること自体が、全店では扱っていないという意味です。

プレスリリースの側にも「一部、実施していない店舗、販売価格が異なる店舗があります」と明記されています。確実なのは次の3つがそろったときだけです。

  • その店が販売店舗であること
  • 15時を過ぎていること(その店の販売時間が標準どおりであること)
  • その店がまだ営業していること

ご飯のおかわりは無料ですか?

無料です。ただしこれも実施店舗のリストが別にあります。

公式ページの書き方は「定食のご飯増量・おかわりは無料です。実施店舗はこちら」で、リンク先は先ほどとは別の絞り込み条件(「定食や御膳などのご飯増量・おかわり無料」)です。

実際に同じ中心・同じ範囲で2回検索してみると、販売店舗が105件、ご飯おかわり無料が104件でした。1件しか違わないので大半は重なっていますが、2つのリストはぴたりとは一致しません。ご飯のおかわりが目当てなら、両方の条件で確認しておくほうが確実です。

なお、テイクアウトの場合はみそ汁がつきません。

いくらですか?

厚切り豚角煮定食が店内1,207円、テイクアウト1,185円です。9月18日には「厚切り豚角煮牛小鉢定食」も同時に出ていて、こちらは店内1,429円、テイクアウト1,403円です。

商品店内持ち帰り
厚切り豚角煮定食1,207円1,185円
厚切り豚角煮牛小鉢定食1,429円1,403円

牛小鉢定食は、角煮定食に吉野家の牛小鉢を足したものです。差額は店内で222円、持ち帰りで218円になります。

いずれも「一部店舗及びデリバリーでは価格が異なります」という但し書き付きです。デリバリーの価格は別物だと思っておいたほうがいいでしょう。

店内とテイクアウトで値段が違うのはなぜですか?

消費税率が違うからです。中身は同じで、店内飲食は標準税率の10%、テイクアウトは軽減税率の8%が適用されます。

差額は角煮定食で22円、牛小鉢定食で26円。テイクアウトのほうが安く見えますが、値引きではありません。そのかわり、みそ汁は付きません。

期間限定ではなくなったのですか?

はい。今回は販売期間が設定されていません。そこが過去2回との違いです。

この商品の経緯はかなり波乱含みでした。

  • 2025年7月31日 — 期間限定で初登場
  • 2026年1月6日(火)11時 — 全国店舗で販売開始
  • 2026年1月16日 — 吉野家が「ご好評につき販売予定数量に達したため、完売となりました」と告知
  • 2026年1月21日(水)11時 — 一部地域で数量限定の再販売
  • 2026年9月18日(金)15時 — 販売期間を設けずレギュラーメニューに

1月の再販は27県だけでした

見落とされがちですが、1月21日の再販は全国ではありませんでした。告知に付いていた対象地域の表を数えると27県で、残る20県は対象外です。

対象外に入っていたのは、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・愛知県・大阪府・京都府・兵庫県など。つまり大都市圏がまるごと外れていました。理由は告知に書かれていないので、ここでも書きません。

その告知には「※一部店舗では販売しておりません」「※各店舗の在庫がなくなり次第、販売を終了します」という条件も付いていました。1月に「食べられなかった」人がいたのは、だいたいこのあたりが原因です。

レギュラー化でこの構造がどこまで変わるかは、まだ分かりません。少なくとも「販売期間が終わるから食べられない」という理由はなくなりました。

前より高くなっていますか?

なっています。初登場時と比べると、税率の差を除いた本体価格でちょうど10.0%上がっています。

時期店内持ち帰り本体
2025年7月31日1,097円1,077円997円
2026年9月18日1,207円1,185円1,097円

本体価格は公表されていないので、税込価格から逆算したものです。997円と1,097円で、差はきっかり100円。店内では110円、持ち帰りでは108円の値上がりになります。

値上げとしての告知は出ていません。 定番化のニュースだけを読んでいると気づかない差で、新旧の価格表を並べて初めて見えます。

まとめ

食べられるかどうかは、3つで決まります。15時を過ぎているか、その店が販売店舗か、まだ在庫があるか。

期間限定ではなくなったので、「いつまで」を気にする必要はもうありません。かわりに「何時から」と「どの店か」を確認する話になった、というのが今回の変更です。出かける前に公式の店舗検索で絞り込むのが、いちばん確実な準備です。

どう確認したか

価格・販売時間・注意書きは、吉野家の公式メニューページ2枚と、2026年9月15日のプレスリリースから取っています。 「15時~翌4時(一部店舗では異なります)」「テイクアウトできます(みそ汁はつきません)。」「定食のご飯増量・おかわりは無料です。実施店舗は…」「一部店舗及びデリバリーでは価格が異なります。」が原文で、プレスリリース側にも「一部、実施していない店舗、販売価格が異なる店舗があります」とあります。この記事の骨格は、公式が自分で並べているこの4つの但し書きです。

「全店ではない」は、文言だけでなく店舗検索の挙動でも確かめました。 公式店舗検索には「厚切り豚角煮定食 販売店舗」という絞り込み条件が実在し、別に「定食や御膳などのご飯増量・おかわり無料」という条件もあります。絞り込みが用意されていること自体が、全店では扱っていないという意味です。

⚠️ ただし「全国で何店が売っているか」は書いていません。 この店舗検索は地図の中心からの半径で数える方式で、東京を中心に検索したときの105件・104件も、その範囲内の件数にすぎません。全国の総数を出すには地図を掃く必要があり、半径や上限の影響を受けます。数えられない数字は出さないほうが安全なので、件数は「同じ範囲で比べると一致しない」という比較にだけ使いました。

2つのリストが一致しない件は、同一条件で2回検索した結果です。 同じ中心・同じ範囲で、販売店舗が105件、ご飯おかわり無料が104件。1件ずれているだけなので大半は重なっているはずですが、完全に同じ集合ではないことは言えます。おかわりが目当てなら両方の条件で確認したほうが確実です。

本体価格は税込価格から逆算しました。 店内は標準税率10%、テイクアウトは軽減税率8%です。四捨五入で計算すると、本体1,097円が店内1,206.70→1,207円、テイクアウト1,184.76→1,185円になり、公表値と一致します。牛小鉢定食は本体1,299円で1,428.90→1,429円/1,402.92→1,403円。2025年の初登場時は本体997円で1,096.70→1,097円/1,076.76→1,077円でした。⚠️ 最初は切り捨てで計算して1商品だけ合ってしまい、もう1商品が合わないことで計算方法の取り違えに気づきました。3商品6つの価格すべてが四捨五入で説明できたので、この方法を採っています。本体価格は吉野家が公表した数字ではありません。

初登場日と当時の価格は、2025年7月31日付の報道から取りました。 「価格は店内が1097円、テイクアウトが1077円」です。値上げの告知は見当たらず、新旧の価格表を並べて初めて見える差なので、そのように書いています。

2026年1月の経緯は、吉野家が1月16日に出したPDFの告知を直接読んでいます。 「1月6日(火)11時より全国店舗で販売を開始いたしました「厚切り豚角煮定食」は、ご好評につき販売予定数量に達したため、完売となりました。」「なお、1月21日(水)11時より、一部地域において「厚切り豚角煮定食」を数量限定で再販売いたします。」とあり、対象地域の表が付いています。その表を数えると27県で、残る20県には東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知・大阪・京都・兵庫が含まれます。 大都市圏が丸ごと外れているのは告知の表そのものから読めることで、こちらの推測ではありません。理由は書かれていないので、理由も書いていません。

⚠️ 見出し画像は市販のストックフォトで、吉野家の商品ではありません。 盛り付けも器も店のものとは違います。最初に選んだ1枚は却下しました。検索で出てきたのが衣のついた揚げたてのカツをのせた丼で、角煮とはまったく別の料理だったためです。1,207円で出てくるものを取り違えさせる画像は使えません。