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台風27号チョーイワンとは?進路・勢力・影響を気象庁発表で整理

台風27号チョーイワンとは?進路・勢力・影響を気象庁発表で整理
Photo by Silas Baisch on Unsplash
この記事の要点
  • 台風27号(チョーイワン)は10月4日18時現在、小笠原近海を北へ時速15キロで進む大型で非常に強い台風で、中心気圧は935ヘクトパスカルです。
  • 気象庁の予報では5日に925ヘクトパスカル・最大風速50メートルまで発達し、6日にかけて小笠原近海を北上、7日15時に温帯低気圧へ変わる見込みです。
  • 小笠原諸島には4日16時57分に波浪警報が発表され、5日夕方から6日にかけて強風にも注意・警戒が呼びかけられています。
  • 本州への上陸は予報されていません。「小笠原近海」は海域の呼び名で、台風の中心が島の真上を通るという意味ではありません。
  • ⚠️ 波高8メートル・最大風速23メートルは小笠原諸島向けの予想で、関東や東北の数字ではありません。
  • 🔴 台風は進行中で、数字は気象庁が3時間ごとに更新します。本稿は4日18時45分発表分に基づく「見込み」です。

台風27号(国際名チョーイワン)は、2026年10月4日18時現在、小笠原近海を北へ進む「大型で非常に強い」台風で、気象庁の予報では5日に最も発達し、6日にかけて小笠原近海を北上します。本州への上陸は予報されておらず、7日15時には日本のはるか東で温帯低気圧に変わる見込みです。

台風27号(チョーイワン)とはどんな台風ですか?

台風27号は、2026年10月1日3時(日本時間)にマリアナ諸島付近で発生した台風で、国際名はチョーイワン(Choi-wan)です。気象庁の台風名一覧によると、チョーイワンは香港が提出した名前で、意味は「彩雲」です。台風の名前は140個のリストを順番に使っており、チョーイワンはリストの88番目、26号スリゲの次にあたります。

台風27号は今どこにあり、勢力はどのくらいですか?

台風27号は、10月4日18時現在、小笠原近海の北緯23度05分・東経146度55分にあり、北へ時速15キロで進んでいます。中心気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートルで、気象庁は「大型で非常に強い台風」と分類しています。

中心から半径165キロ以内は風速25メートル以上の暴風域で、風速15メートル以上の強風域は南側850キロ、北側650キロの範囲です。「非常に強い」は、最大風速44メートル以上54メートル未満の階級です。

以上は気象庁が4日18時45分に発表した実況です。同日20時すぎ(日本時間)に確認した時点では、これより新しい発表は出ていませんでした。

気象庁の進路予報はどうなっていますか?

気象庁の予報では、台風27号は5日に中心気圧925ヘクトパスカル・最大風速50メートルまで発達し、6日にかけて小笠原近海を北上、7日15時には日本のはるか東で温帯低気圧に変わる見込みです。4日18時45分発表の予報を時点ごとに整理すると、次のとおりです。

時点中心位置(見込み)中心気圧最大風速
5日6時北緯24度50分・東経146度35分(小笠原近海)925hPa50m/s
5日18時北緯26度40分・東経145度55分(小笠原近海)925hPa50m/s
6日15時北緯31度30分・東経146度05分(日本の東)950hPa40m/s
7日15時北緯42度55分・東経156度40分(日本のはるか東、温帯低気圧)960hPa35m/s

(気象庁発表、2026年10月4日18時45分発表の予報に基づく。今後の発表で更新される可能性があります)

強さの階級は、5日6時と18時が「非常に強い」、6日15時が「強い」と予報されています。台風の中心が入る確率が約70パーセントの範囲である予報円の半径は、5日18時で95キロ、6日15時で155キロ、7日15時で220キロと、先になるほど広がります。先の時点ほど、位置の見込みには幅があるということです。

小笠原諸島にはいつ、どんな影響が出る見込みですか?

気象庁は小笠原諸島に対して、4日夜のはじめ頃から6日にかけてうねりを伴う高波に警戒し、5日夕方から6日にかけて強風に注意・警戒するよう呼びかけています。4日16時57分には、東京都の警報・注意報で小笠原諸島に波浪警報と強風注意報が発表されました。

小笠原諸島の予想は次のとおりです(気象庁の東京都気象解説情報、4日16時32分発表)。

日付予想される波の高さ予想される最大風速(最大瞬間風速)
4日6m(うねりを伴う)発表なし
5日8m(うねりを伴う)23m/s(35m/s)
6日8m(うねりを伴う)23m/s(35m/s)

風は5日昼過ぎから6日にかけて非常に強く吹く見込みです。気象庁は、台風の進路や発達の程度によっては暴風となる可能性があるとも述べています。接近の時期については、FNNプライムオンラインも4日夕方の記事で「5日夕方から6日はじめにかけて接近のおそれ」と伝えています。

「小笠原近海」は島の真上を通るという意味ですか?

いいえ、「小笠原近海」は気象庁が使う海域の呼び名で、台風の中心が島の上を通るという意味ではありません。気象庁の発表は「6日にかけて小笠原近海を北上する見込み」という表現で、島に上陸するとは書いていません。

気象庁の予報位置から見ると、5日18時の予報円の中心(北緯26度40分・東経145度55分)は、父島(北緯27度05分・東経142度13分ごろ)の東の海上にあたり、東西の距離はおよそ370キロです。これは気象庁の予報位置から本サイトが出した概算で、気象庁の発表値ではありません。5日18時の暴風域の予報も、中心の東側330キロ、西側260キロと、東側に広い形です。

ただし、これは「影響が小さい」という意味ではありません。予報円には95キロの幅があり、台風は大型で強風域も広いためです。気象庁も、小笠原諸島では高波と強風への警戒を呼びかけています。

本州への上陸も、7日15時までの気象庁の予報には含まれていません。

本州や伊豆諸島への影響はありますか?

気象庁の予報では台風27号は本州の東の海上を北上するため、本州への上陸は予報されていませんが、伊豆諸島や関東・東海の太平洋側には高波や強風の注意報が出ています。気象庁の警報・注意報の電文では、4日16時57分発表で伊豆諸島北部・南部に強風注意報と波浪注意報、4日18時10分ごろの公開で千葉県の北東部・南部に高波注意報(南部は強風注意報も)、18時34分ごろの公開で静岡県の中部・伊豆・西部に高波注意報(伊豆は強風注意報も)が出ています。

電文は原因まで書いていませんが、FNNプライムオンラインやtenki.jpは、台風のうねりの影響で東日本や北日本の太平洋側は高波に注意が必要だと伝えています。

一方、気象庁の東京地方の天気の見通し(4日16時37分発表)では、5日の曇りや昼前から夕方の雨は「湿った空気の影響」とされています。台風27号の影響で荒れた天気になると書かれているのは、小笠原諸島です。

⚠️ 前の節の波高8メートルや最大風速23メートルは、小笠原諸島向けの予想です。関東や東北の具体的な波高・風速は、気象庁の4日16時45分の解説情報には出ていません。

2026年の台風発生数は平年より多いのですか?

気象庁の速報値では、2026年の台風の発生数は10月1日現在で27個となり、年間の平年値25.1個をすでに上回っています。平年値は1991〜2020年の平均です。

この統計は協定世界時(UTC)基準で、27号の発生(日本時間10月1日3時、UTCでは9月30日18時)は9月分として数えられています。2026年の値は速報値のため、後日変更される場合があります。

続報や警報はどこで確認できますか?

台風の位置・勢力・予報は気象庁の台風情報で原則3時間ごとに更新され、小笠原諸島の警報・注意報は気象庁の警報・注意報のページで確認できます。気象庁は、全般気象解説情報(台風第27号)の次回発表を5日5時ごろ、東京都気象解説情報(台風第27号)の次回発表を5日6時ごろと予告しています。

船の運航や避難などの情報は、おがさわら丸を運航する小笠原海運や小笠原村の発表を確認してください。本稿では、運航や避難に関する発表は確認できていません。

台風27号は、10月4日18時現在もなお小笠原近海を北上中です。本稿の進路・勢力・影響は、気象庁が4日18時45分に発表した実況と予報、および4日16時台から18時台に出た警報・注意報の電文に基づく「見込み」で、接近のピークとされる5日夕方から6日はじめにかけて、数字は更新されていきます。新しい発表は気象庁で確認してください。

どう確認したか

台風27号の位置・勢力・進路予報は、気象庁が公開している台風情報のデータ(2026年10月4日18時45分発表)を直接取得して確認しました。18時現在の実況と、5日6時・18時、6日15時、7日15時の予報の数値は、すべてこのデータからそのまま取っています。10月4日20時すぎ(日本時間)にもう一度取得し、これより新しい発表が出ていないこと、気象庁の台風情報の対象が27号だけで28号は出ていないことを確認しました。

小笠原諸島の高波・強風に関する記述と、波高・風速の数値は、気象庁の東京都気象解説情報(台風第27号、4日16時32分発表)と全般気象解説情報(台風第27号、4日16時45分発表)の電文で確認しました。波浪警報と強風注意報は、東京都の警報・注意報の電文(4日16時57分発表)で確認しています。

⚠️ 警報・注意報は発表のたびに変わるため、本稿の記述は確認できた範囲で最も新しい4日16時57分発表分です。暴風警報など、これ以降に追加された発表があるかどうかは、公開直前に気象庁の警報・注意報のページで確認してください。

伊豆諸島・千葉県・静岡県の注意報は、気象庁の警報・注意報の電文(4日16時57分、18時10分ごろ、18時34分ごろの公開分)で確認しました。電文は原因を明記していないため、台風のうねりの影響という説明は、FNNプライムオンラインとtenki.jpの記事見出しによるものです。東京地方の天気の見通しは、気象庁の4日16時37分発表の予報文によります。

台風名の由来(香港提出、意味は彩雲、リスト88番目)は気象庁の「台風の名前」のページで、発生時刻(10月1日3時、マリアナ諸島付近)はウェザーニュースの10月1日付の記事で確認しました。台風の発生数(27個)と年間の平年値(25.1個)は、気象庁の統計ページで確認したものです。発生数は10月1日現在の速報値で、協定世界時(UTC)基準のため、後日変更される場合があります。

🔴 父島までの距離(予報円の中心から東におよそ370キロ)は、気象庁の予報位置から本サイトが算出した概算です。気象庁の発表値ではありません。

FNNプライムオンラインの見出しにある「5日夕方から6日はじめにかけて接近のおそれ」は、見出しの確認にとどまり、本文は取得できていません。本稿の接近時期の記述は、気象庁の電文(強風は5日夕方から6日にかけて)に合わせています。

小笠原海運と小笠原村の公式サイトを4日夜に確認しましたが、27号に関するお知らせは見当たりませんでした。更新が追いついていない可能性があるため、船の運航・避難・休校・被害については何も書いていません。

気象庁以外の進路予想(海外の予報機関や民間気象会社の独自予想)は使っていません。進路は気象庁の予報だけを「見込み」として記載しています。