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サニブラウンとは?100m自己ベストと今

サニブラウンとは?100m自己ベストと今
Photo by Peter Robbins on Unsplash
この記事の要点
  • サニブラウン・アブデル・ハキームは1999年3月6日生まれ、福岡県北九州市出身で東京都育ち、2026年9月時点で27歳の男子短距離選手です。
  • 100m自己ベストは9秒96(2024年8月パリ五輪準決勝)で日本歴代2位。1位は山縣亮太選手の9秒95です。
  • 2023年5月から東レ所属。2026年2月にコーチを変更し、拠点を米フロリダ州立大学のマット・ケイン氏のもとに移しました。
  • 世界選手権は2022年オレゴン大会7位、2023年ブダペスト大会6位と2大会連続で決勝に進出しましたが、2025年東京大会は予選敗退でした。
  • 🔴 2026年は7月のアイルランド遠征を直前に欠場した後、左ハムストリングスの負傷もあり、自身初のレース未出場シーズンとなる見通しです。
  • ⚠️ 2026年9月時点で、愛知・名古屋アジア大会(9月23日〜29日)の陸上日本代表にサニブラウンは選出されていません。

サニブラウン・アブデル・ハキームは、100m自己ベスト9秒96を持つ日本の男子短距離選手です。福岡県北九州市生まれ、東京都育ちで、2026年9月時点で27歳、東レに所属しています。

サニブラウンとはどんな選手ですか?

サニブラウンは1999年3月6日生まれ、ガーナ人の父と日本人の母を持つ男子100m・200mの短距離選手です。福岡県北九州市で生まれ、その後東京都で育ちました。現在は東レの所属選手で、2023年5月からGlobal Partnership契約を結んでいます。このほか、スポーツウェアブランドのゴールドウインとも用具契約を結んでいます。

100m自己ベストはどのくらいで、日本歴代では何位ですか?

サニブラウンの100m自己ベストは9秒96(追い風0.5m)で、日本歴代2位の記録です。2024年8月4日、パリ五輪の100m準決勝で記録しました。日本記録は山縣亮太選手が2021年に出した9秒95で、サニブラウンの9秒96はそれに次ぐ歴代2位にあたります。200mの自己ベストは20秒08で、2019年6月にアメリカのNCAA関連の大会で記録したものです。

現在はどこを拠点に、誰の指導を受けていますか?

サニブラウンは2026年2月19日にコーチを変更し、現在は米フロリダ州立大学を拠点にマット・ケイン氏の指導を受けています。それまでのコーチだったレイナ・レイダー氏から師事先を変え、練習拠点もフロリダ州立大学のある米フロリダ州タラハシーに移しました。ケイン氏は同大学陸上競技部の総監督で、2022年世界選手権男子110mハードル銀メダリストのトレイ・カニンガム選手を指導してきた実績があります。本人は変化を求めて新しい環境に挑戦する狙いを語っています。

これまでの世界大会での主な成績は?

サニブラウンは2015年の北京世界選手権以降、日本代表として8大会連続で国際大会に出場してきました。国内では2017年・2019年の日本選手権で100m・200mの2冠を達成し、2019年は100mで当時の大会記録も樹立しています。世界選手権では2022年オレゴン大会・2023年ブダペスト大会の2大会連続で決勝に進出しましたが、2025年東京大会は予選で敗退しました。

年大会結果
2017日本選手権100m・200m 2冠
2019日本選手権100m・200m 2冠(100mは大会新)
2021東京五輪200m出場
2022日本選手権100m優勝
2022世界選手権(オレゴン)100m決勝7位(10秒06)
2023世界選手権(ブダペスト)100m決勝6位(10秒04)
2024パリ五輪100m準決勝(自己ベスト9秒96、決勝進出ならず)
2025世界選手権(東京)100m予選7位(10秒37)、準決勝進出ならず

2022年・2023年の世界選手権は、日本男子として初めて100m決勝に進んだ大会として位置づけられています。一方で2025年の東京世界選手権(国立競技場)は、予選の段階で敗退し準決勝にも進めませんでした。

2026年シーズンは今どうなっていますか?

2026年のサニブラウンは、自身初めてとなる「レース出場ゼロ」のシーズンを送る見通しです。シーズン開幕戦として7月10日にアイルランド・ダブリンの大会にエントリーしていましたが、ウォームアップを終えてスタートブロックをセットした直後に両ふくらはぎがけいれんし、出走を見送りました。その後、帰国前日にあたる7月末には左ハムストリングスに違和感が生じ、MRI検査で出血が確認されたことから、腱への影響を避けるため無理をせず欠場を判断しています。8月に予定していた富士北麓ワールドトライアルとAthlete Night Gamesの国内2大会もエントリーはしたものの、痛みが引かず欠場しました。

月刊陸上競技の単独インタビューでは、9月時点で「ここからレースに出る予定はない」という趣旨を明かしており、2026年シーズンは公式なレース出場のないまま終える公算が大きくなっています。⚠️ 現時点でこれ以降の出場予定は確認されていません。ただし引退したわけではなく、新しい練習環境のもとで2027年の世界選手権(北京)とロサンゼルス五輪に向けた土台づくりの1年と前向きに位置づけているとのことです。

2026年の愛知・名古屋アジア大会には出場しますか?

いいえ、サニブラウンは2026年愛知・名古屋アジア大会(9月23日〜29日、陸上競技は瑞穂公園陸上競技場)の日本代表には選出されていません。JAAF公式サイトの代表選手一覧によると、男子100mの日本代表は多田修平選手・小池祐貴選手(いずれも住友電工)で、サニブラウンの名前は含まれていません。2026年シーズンを負傷でレース出場のないまま過ごしていることと合わせて考えると、今大会は出場を見送る形になっています。

直近の予定はありますか?

直近では、サニブラウン自身が発起人を務める子供向け陸上イベント「DAWN GAMES Powered by TORAY」が2026年10月4日、東京・江東区の夢の島陸上競技場で開催される予定です。内容は、中高生を対象にした陸上競技への向き合い方や世界挑戦をテーマにした交流セッション、小学生向けのランニングクリニック、年代別のレース、専属スポーツ栄養士によるセミナーなどで、サニブラウン本人が選手として競技する大会ではなく、次世代の育成を目的にしたイベントです。

サニブラウンは2024年パリ五輪で自己ベスト9秒96をマークし、日本歴代2位に立つ実力者です。2026年は負傷でレース出場のない異例のシーズンとなっていますが、コーチとトレーニング拠点を一新し、2027年の世界選手権とロサンゼルス五輪を見据えた準備期間にあてています。今後の実戦復帰の時期についても、続報が入り次第あらためてお伝えします。

どう確認したか

サニブラウンの基本プロフィール(生年月日、出身地、所属先)は、日本陸上競技連盟(JAAF)公式選手プロフィールページと日本語版ウィキペディアの記載が一致していることを確認しています。100m自己ベスト9秒96と日本歴代順位(山縣亮太選手の9秒95に次ぐ2位)は、Olympics.comの2024年パリ五輪準決勝レポートと複数の陸上専門媒体の記録一覧で確認できました。

2022年・2023年の世界選手権での決勝進出(7位・6位)と、2025年東京世界選手権での予選敗退(10秒37、準決勝進出ならず)は、月刊陸上競技(月陸Online)の記録記事とスポーツナビ(Yahoo!スポーツ)のコラムを突き合わせて確認しています。⚠️ 「3大会連続」という一部報道の見出し表現は、実際には2022年・2023年は決勝に進出していたことを踏まえ、本文では年ごとの結果を個別に示す形にしています。

2026年2月のコーチ変更(マット・ケイン氏、拠点を米フロリダ州立大学へ)は共同通信・時事通信系の報道で確認済みです。2026年シーズンの負傷・欠場の経緯(7月のアイルランド遠征直前の欠場、左ハムストリングスの出血、8月の国内2大会欠場)は、月刊陸上競技が本人への単独インタビューをもとに報じた内容が最も詳しい情報源で、⚠️ 他媒体による独立した裏取りまでは確認できていません。「ここからレースに出る予定はない」という趣旨の発言も、同インタビュー記事に基づくものです。

2026年愛知・名古屋アジア大会の陸上日本代表にサニブラウンが選出されていないことは、JAAF公式サイトの代表選手一覧ページ(男子100mは多田修平選手・小池祐貴選手)で直接確認しました。10月4日開催予定の「DAWN GAMES Powered by TORAY」は月刊陸上競技および共同通信配信のニュース記事で確認していますが、⚠️ 執筆時点(2026年9月28日)ではまだ開催前のため、当日の実施内容が予定から変更される可能性はあります。