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小園健太とは何者?戦力外通告までの5年間

小園健太とは何者?戦力外通告までの5年間
Photo by Denisse Leon on Unsplash
この記事の要点
  • 小園健太投手は2026年9月29日、横須賀の2軍施設でDeNAから戦力外通告を受けました。
  • 2021年ドラフトでDeNAと阪神が競合し、抽籤でDeNAが交渉権を獲得した1位指名選手でした。
  • プロ入り後は故障が続き、一軍出場はわずか2試合、1勝1敗・防御率9.39にとどまりました。
  • ⚠️ 育成契約の打診はなく、本人も「気持ちの整理ができていない」と今後の進路を明言していません。
  • 同期の「高校生投手BIG3」風間球打投手は引退、森木大智投手はパドレス傘下でプレーを続けています。

横浜DeNAベイスターズの小園健太投手(23)は、2026年9月29日に球団から戦力外通告を受けました。2021年ドラフト1位でDeNAに入団してから5年、故障との闘いに苦しみ続けた末の通告でした。

小園健太選手はどんな経歴の選手ですか?

小園健太投手は2003年4月9日生まれ、大阪府貝塚市出身の右腕投手で、和歌山市立和歌山高校時代に最速152キロを記録した本格派です。高校3年の春には第93回選抜高校野球大会(2021年)に出場し、1回戦の県岐阜商戦では9回を無失点に抑える完封投球でチームの勝利に貢献しました。続く2回戦では明豊相手に5回から救援登板しましたが、同点の7回に勝ち越しの適時打を許して2対1で敗れています。夏の和歌山大会決勝では智弁和歌山に4失点で敗れ、甲子園出場は逃しました。バッテリーを組んだ捕手の松川虎生選手とは中学時代からの付き合いで、2人はのちにプロでも同時に大きな話題を作ることになります。

2021年のドラフトではどのような経緯で入団しましたか?

小園投手は2021年のNPBドラフト会議で、DeNAと阪神の1位指名が競合し、抽籤でDeNAが交渉権を獲得した選手です。契約金1億円、年俸1320万円で仮契約を結び、背番号は三浦大輔監督(当時)が現役・コーチ時代に着けていた「18」を継承しました。同じ日、バッテリーを組んでいた松川虎生選手も千葉ロッテマリーンズから1位指名を受けており、同一高校のバッテリーが同時に1位指名されるのはNPB史上初めてのことでした。

プロ入り後はどんな5年間を過ごしましたか?

プロ入り後の小園投手は、故障によって実戦から遠ざかる時期が長く続きました。一軍デビューは入団から2年半以上が過ぎた2024年4月10日、対中日ドラゴンズ戦(横浜スタジアム)での先発登板でしたが、2回2/3を投げて5失点を許し、初黒星を喫しました。そのシーズンが終わった後には、右肋骨の疲労骨折を負っていたことが明らかになっています。

2025年に入っても一軍登板の機会は限られていましたが、7月3日の対中日ドラゴンズ戦(横浜スタジアム)で5回3失点にまとめ、プロ入り4年目での初勝利を挙げました。ところがこの登板の直後から上半身に違和感を覚えるようになり、8月には右肩の痛みを発症。同月10日の登板を最後に、二軍でも実戦から離れることになりました。

2026年はリリーフへの転向という新たな挑戦の年でしたが、一軍登板の機会はなく、二軍では25試合に登板(3試合先発)して3勝0敗4セーブ、防御率3.83という成績を残しました。一軍通算成績は2試合(いずれも先発)で1勝1敗、防御率9.39にとどまっています。

項目一軍通算2026年ファーム
登板数2試合(先発)25試合(3先発)
成績1勝1敗3勝0敗4セーブ
防御率9.393.83

戦力外通告はいつ、どのように行われましたか?

小園投手は2026年9月29日、横須賀市内にある2軍施設でDeNA球団から戦力外通告を受けました。この日はDeNAが藤浪晋太郎投手ら計10選手に戦力外通告を行った日でもあり、小園投手もその1人として来季の構想から外れることが伝えられています。育成契約の打診はなく、記事執筆時点で他球団からの誘いなども明らかになっていません。

通告を受けて小園投手は「5年間お世話になりましたし、自分なりに頑張ったことは全部なくなるわけではないと思っているので、次どうなろうが自分の人生にとっての財産だったかなというふうには思います」「気持ちの整理が今はまだできていない状態なので、いろいろ考えたいなというのが本音です」とコメントしました。あわせて「すごく期待をしてもらった分を結果で返せなかったなというのはすごく申し訳なく思います」と、ドラフト1位としての重圧にも触れています。

今後、現役を続ける可能性はありますか?

本人は「もしどこかで野球することがあれば、また自分のことを応援していただけるような選手に、もう一回イチから頑張りたい」と述べ、現役続行への意欲をにじませていますが、進路そのものはまだ決まっていません。育成契約の打診がなかったことを受け、他球団への移籍や独立リーグなど複数の選択肢が今後検討されるとみられますが、本人の言葉どおり「気持ちの整理ができていない」段階であり、記事執筆時点で結論は出ていません。NPBでは例年11月ごろに支配下選手選択のための合同トライアウト、12月ごろに現役ドラフトが行われるため、この時期に小園投手の進路に関する続報が出る可能性があります。

なお、小園投手と同じ「2021年高校生投手BIG3」と呼ばれた風間球打投手(明桜高校出身、ソフトバンク)と森木大智投手(高知高校出身、阪神)も、それぞれプロ5年目前後で厳しい現実に直面しています。風間投手は2025年11月のトライアウトで契約に至らず現役引退を決断し、森木投手は2025年オフに阪神から戦力外通告を受けた後、2026年1月にアメリカ・パドレス傘下とマイナー契約を結んで挑戦を続けています。同じ世代を象徴した3人の投手が、同じ節目でそれぞれ異なる道を選んだことになります。

小園投手のドラフト1位入団から戦力外通告までの5年間は、大きな期待を背負いながらも、故障によって思うように投げられない時期が長く続いた5年間でもありました。今後の進路については本人もまだ明言しておらず、続報が出た際にはあらためて確認する必要があります。

どう確認したか

戦力外通告の事実、通告場所(横須賀市内の2軍施設)、本人のコメント、一軍通算成績(2試合、1勝1敗、防御率9.39)、2026年ファーム成績(25試合・3勝0敗4セーブ・防御率3.83)は、full-count.jpとデイリースポーツ(Yahoo!ニュース配信)、中日スポーツなど2026年9月29日付の複数の一次報道で数字が一致しており、確度が高い情報として扱っています。

高校時代の第93回選抜大会(1回戦・県岐阜商に完封勝ち、2回戦は明豊に2対1で逆転負け)、夏の和歌山大会決勝(智弁和歌山に4失点で敗退)、2021年ドラフトの契約金1億円・年俸1320万円・背番号18の経緯、2024年4月10日の一軍初登板(対中日、2回2/3で5失点)とシーズン終了後に判明した右肋骨疲労骨折、2025年7月3日のプロ初勝利(対中日、5回3失点)とその後の右肩の違和感の時系列は、日本語版Wikipediaの記述と、高校野球専門メディア(ベースボールチャンネル、高校野球ドットコムなど)や当時のスポーツ紙報道を突き合わせて確認しました。

同期の「高校生投手BIG3」とされる風間球打投手(現役引退)と森木大智投手(阪神から戦力外通告後、パドレス傘下とマイナー契約)の現状は、高校野球ドットコムおよびFull-Countの2026年報道で確認しています。⚠️ 小園投手本人が今後現役を続けるか引退するかは、本稿執筆時点(2026年9月29日)では未確定であり、本人のコメント以上の断定はしていません。契約金・年俸の額は2021年の仮契約時点のものであり、その後の年俸変動については球団発表の全内容までは確認できていません。