JLPT対策|N1〜N5レベルと試験科目・出題形式まとめ

- JLPTはN1(最難)からN5(易しい)まで5段階、レベルごとに認定基準と出題形式が異なります。
- N1〜N3は「言語知識」「読解」「聴解」の3区分、N4・N5は言語知識と読解が合体した2区分で採点されます。
- 🔴 合格には総合得点(180点満点)だけでなく、各科目区分の基準点をすべて超える必要があります。1科目でも未達なら不合格です。
- 2026年度は7月5日と12月6日の年2回、全レベルで実施され、申込はインターネットのみ受け付けられます。
- ⚠️ 国内受験料は7,500円(税込)ですが、海外会場の受験料・通貨は受験地によって異なります。
- 成績はMyJLPTで2027年1月下旬から先行閲覧でき、正式な結果通知書は2027年2月下旬に発送されます。
日本語能力試験(JLPT)は、日本語を母語としない人の日本語力を測る世界最大規模の検定試験で、もっともやさしいN5からもっとも難しいN1まで5段階のレベルに分かれています。 試験科目や出題形式、合格ラインはレベルによって異なり、総合得点だけでなく科目ごとの基準点をすべて超えることが合格の条件です。
日本語能力試験(JLPT)とは何ですか?
国際交流基金と日本国際教育支援協会(JEES)が共同で実施する、日本語を母語としない人向けの世界最大規模の日本語検定試験です。 日本国内だけでなく海外の多くの国・地域でも実施されており、留学や就職、在留資格の要件など幅広い場面で日本語力の証明として使われています。
レベルはもっとも難しいN1から、もっともやさしいN5までの5段階です。国内では年に2回、7月と12月に全レベル(N1〜N5)で実施されます。
N1〜N5にはどのような違いがありますか?
N1が「幅広い場面で使われる日本語を理解できる」もっとも難しいレベル、N5が「基本的な日本語をある程度理解できる」入門レベルで、間のN2〜N4は理解できる場面の広さと文章の難易度によって区切られています。
| レベル | 認定の目安 |
|---|---|
| N1 | 幅広い場面で使われる日本語を理解できる |
| N2 | 日常的な場面に加え、より幅広い場面の日本語もある程度理解できる |
| N3 | 日常的な場面の日本語をある程度理解できる(N1・N2とN4・N5の橋渡し) |
| N4 | 基本的な日本語を理解できる |
| N5 | 基本的な日本語をある程度理解できる |
N1では硬めの新聞論説や抽象度の高い文章、自然な速さのニュースや講義を理解できる水準が求められます。N5は逆に、ひらがな・カタカナや基本的な漢字で書かれた簡単な文、ゆっくり話される短い会話から必要な情報を聞き取れる水準です。N3はちょうどその中間にあたり、具体的な内容の文章や新聞の見出し程度の情報を把握できるレベルとして位置づけられています。
試験科目と試験時間はどうなっていますか?
N1〜N3は「言語知識(文字・語彙・文法)」「読解」「聴解」の3科目、N4・N5は言語知識と読解が同じ試験時間にまとまった2科目構成で、レベルが上がるほど試験時間も長くなります。
| レベル | 得点区分 | 試験時間(合計) |
|---|---|---|
| N1 | 3区分 | 165分 |
| N2 | 3区分 | 155分 |
| N3 | 3区分 | 140分 |
| N4 | 2区分 | 115分 |
| N5 | 2区分 | 90分 |
内訳はレベルによって異なります。N1は言語知識・読解110分+聴解55分、N2は105分+50分と、上位レベルほど言語知識・読解に長い時間があてられます。N3は文字・語彙30分、文法・読解70分、聴解40分の3つの試験時間に分かれますが、得点としては文字・語彙と文法をまとめた「言語知識」、そして「読解」「聴解」の3区分で採点されます。N4・N5はさらに時間が短く、N4は文字・語彙25分、文法・読解55分、聴解35分、N5は文字・語彙20分、文法・読解40分、聴解30分という配分です。この2レベルでは、言語知識と読解の得点がひとつの区分としてまとめて採点される点がN1〜N3と異なります。
合格ラインはどう決まりますか?
総合得点(180点満点)が合格点を上回るだけでなく、言語知識・読解・聴解といった科目区分ごとに定められた基準点をすべて超える必要があります。一つでも基準点に届かない区分があれば、総合得点がどれだけ高くても不合格です。
| レベル | 合格点(180点満点) | 各区分の基準点 |
|---|---|---|
| N1 | 100点 | 言語知識19点・読解19点・聴解19点 |
| N2 | 90点 | 言語知識19点・読解19点・聴解19点 |
| N3 | 95点 | 言語知識19点・読解19点・聴解19点 |
| N4 | 90点 | 言語知識・読解38点・聴解19点 |
| N5 | 80点 | 言語知識・読解38点・聴解19点 |
たとえばN2で総合得点が150点あっても、聴解が18点しか取れていなければ不合格になります。逆に総合得点ぎりぎりでも、各区分の基準点さえ超えていれば合格です。この「総合点+各区分の最低ライン」という二段構えの仕組みは、N1〜N5のすべてのレベルに共通しています。
2026年度の試験日程と申し込み方法はどうなっていますか?
2026年度は7月5日(第1回)と12月6日(第2回)の年に2回、全レベル(N1〜N5)で実施され、申し込みはインターネットのみで受け付けられます。 2020年以降、郵送による願書の受付は廃止されています。
第2回(12月6日実施分)の申込期間は2026年8月24日(月)から9月7日(月)17時までです。出願にはまずMyJLPTへの会員登録が必要で、その後に受験地や希望レベルの登録、受験料の支払いという手順に進みます。支払い方法はクレジットカード、銀行振込(ペイジー)、コンビニエンスストア払いから選べます。
試験開始時刻は、日本国際教育支援協会(JEES)が公開している2026年度第2回の実施案内によると、N1・N2が9時10分、N3〜N5が15時10分です。⚠️ この時刻は同回の公式案内にもとづくもので、回や受験地によって多少前後する可能性があります。出願前には必ず、自分が受験する回・会場の最新の実施要項を確認してください。
成績については、MyJLPTでの得点確認が2027年1月下旬から可能になり、合否を記した結果通知書(合格者には認定証も)は2027年2月下旬に発送される予定です。
受験料はいくらですか?
国内(日本国内)で受験する場合の受験料は7,500円(税込)で、N1からN5までレベルによる金額の違いはありません。 支払い方法はクレジットカード、銀行振込(ペイジー)、コンビニエンスストア払いのいずれかから選べます。
⚠️ この7,500円は日本国内の受験地に限った金額です。海外の受験地では、現地の実施団体が独自に受験料を設定しており、金額も通貨も国・地域ごとに異なります。海外から出願する場合は、単純にこの金額を当てはめず、自分が受験する国・地域の実施団体が公表している最新の受験料を確認してください。
まとめ
JLPTはN1〜N5の5段階で、レベルが上がるほど試験科目・試験時間・合格ラインの厳しさも上がっていきます。どのレベルでも共通しているのは、総合得点だけでなく科目ごとの基準点をすべて超えなければ合格できない、という仕組みです。2026年度は7月5日と12月6日の年2回実施で、申し込みはインターネットのみ。国内受験料は7,500円ですが、海外から受ける場合は現地の金額を別途確認する必要があります。日程や申込期間は年度ごとに更新されるので、実際に出願するときは必ず最新の公式案内にあたってください。
どう確認したか
レベルごとの認定基準(N1〜N5の「認定の目安」)は、日本語能力試験(JLPT)公式サイトのレベル一覧ページの記述にもとづいています。 「幅広い場面で使われる日本語を理解できる」(N1)から「基本的な日本語をある程度理解できる」(N5)までの表現は、同ページの説明を要約したものです。
試験科目・試験時間の区分(言語知識・読解・聴解)は、公式サイトの試験科目ページで確認しました。 N1は言語知識・読解110分+聴解55分、N2は105分+50分、N3〜N5は言語知識(文字・語彙)と文法・読解が別の試験時間に分かれる構成で、合計時間は本文の表のとおりです。
合格点と各科目区分の基準点(N1〜N3は各19点、N4・N5は言語知識・読解38点+聴解19点)は、公式サイトの結果・合否判定ページに明記されている数字です。 「一つでも基準点に達していない得点区分があると、総合得点がどれだけ高くても不合格になる」という原則も同ページの説明どおりです。
2026年度第2回(12月6日実施)の試験開始時刻(N1・N2は9時10分、N3〜N5は15時10分)、申込期間(2026年8月24日〜9月7日17時締切)、成績発表時期(MyJLPTでの先行閲覧が2027年1月下旬、結果通知書の発送が2027年2月下旬)は、日本国際教育支援協会(JEES)が公開している2026年度第2回試験実施案内のページから直接確認しました。 ⚠️ ネット上の二次情報には試験開始時刻を「8時15分」「14時」とする別の版の記載も見られましたが、本稿は上記の公式最新ページの数字を採用しています。受験地や回によって時刻が異なる可能性があるため、実際に出願する際は必ず自分が受験する回・会場の最新の実施案内を確認してください。
国内受験料7,500円(税込)は、支払い方法(クレジットカード・銀行振込・コンビニ払い)を説明する公式の申込案内ページと、複数の解説サイトの記載が一致して示している金額です。 ⚠️ 公式の申込案内ページ自体には金額そのものの明記が見当たらなかったため、二次情報との整合で確認した数字である点をお断りしておきます。海外の受験地では受験料も通貨も異なるため、7,500円は日本国内で受験する場合の金額として扱ってください。海外から出願する場合は、各受験地の実施機関が公表する金額を確認する必要があります。